霊園探しのポイント
霊園探しのポイントは宗教と立地
お墓を探している人は多くいますが、どのようなポイントを参考にして選べば良いのか分からない人も少なくないでしょう。現在、街中にはたくさんの霊園があり、その霊園によって特徴などが異なります。霊園探しのポイントを知っておけば探す時に参考にできます。霊園探しのポイントとしては宗教や宗派です。それぞれの霊園で受け入れることができる宗教や宗派が異なることがあります。例えば霊園の中には宗教不問のところがあります。宗教不問の霊園では購入を検討している人のお家がどのような宗教であっても利用することが可能です。
また、霊園によっては在来仏教のところがあります。在来仏教の霊園では日本の代表的な仏教宗派だけを受け入れてくれる霊園です。代表的な仏教宗派とは天台宗や浄土宗、浄土真宗や日蓮宗などです。実際にあまり仏教宗派に詳しくない方でも中学校の歴史の教科書や大学受験の日本史などに出題されるので知っている方も少なくないでしょう。また、霊園によってはある仏教宗派しか受け入れないところもあります。例えば日蓮宗の宗派の人しか利用できないところなどです。仏教以外のキリスト教などしか受け入れないところも存在します。
宗教だけでなく立地も霊園探しの選び方のポイントです。立地とはどこに霊園があるのかです。実際に霊園は亡くなった後、子供や孫などが定期的にお参りしてくれます。もし通いづらいところを選択すればその霊園の面倒を見てくれる人が少なくなります。また、通いづらいことで管理をするのにも手間がかかります。チェックしておきたいポイントとしては自宅からの距離です。当然、自宅から近い方が家族全員が通いやすく定期的に霊園に足を運んでくれる可能性があります。しかし、自宅から近い霊園を探すことができる人は少ないので、車や自転車を利用して通いやすいところを選択します。また、車を利用する人は駐車場の有無も確認します。駐車場が完備されていないところでは車を利用することができないので通いづらいです。車で通うことができる霊園が複数ある人はルートや所要時間を確認します。車では公共交通機関を利用して霊園に足を運ぶ人も少なくないでしょう。そのような人は霊園の近くにバス停や駅があるかどうかも確認します。バス停や駅から近ければ近いほど徒歩で歩く距離が減るので通いやすいです。また、バスや電車で霊園に向かう方は一時間に何本電車やバスが走るのかも細かく確認をしておきましょう。
霊園探しのポイントは価格と環境
霊園探しをする時は宗教や立地に配慮することもポイントですが、その他にも価格を確認するようにします。当然ではありますが、霊園を所有するためにはお金が必要です。まずはご家族でどのぐらいの予算の霊園を購入するか検討するために話し合いをしましょう。話し合った予算の中で自分に合った霊園を選ぶことになります。
複数の霊園から価格を比較検討する人も多いですが、その際に確認しておきたい点があります。まずは墓石費用です。墓石費用は墓石本体などにかかる値段のことです。また、施工費用も墓石費用に含まれます。墓石だけでなく周囲を囲む外柵なども必要なご家庭もありますが、そのような設備も墓石費用に含まれます。墓石費用だけでなく永代使用料も確認します。永代使用料とは土地を使用する権利を取るための料金です。
その他にも管理費用があります。管理費用はお墓を維持するお金です。霊園によっても異なりますが、年に一度支払うケースが多いです。霊園探しをする時は価格だけでなく環境も検討する際のポイントの一つです。環境を検討する際には日当たりや風通しを確認します。日当たりが良いところを選択すると苔などが生えづらく管理する手間を少なくできます。また、風通しが良いところを選択すれば涼しい環境で墓石を拭くなどのお掃除がしやすいです。また、環境を検討する時には水はけも確認します。水はけが良いところを選択すればカロートに影響を及ぼすことが少ないです。また、できれば害虫なども確認するようにしましょう。
施設や設備も選ぶ際にポイント
霊園探しをする時にはその霊園の施設や設備も見ておきたいところの一つです。チェックしておきたい設備としてはバリアフリーかどうかです。現在ではお年寄りの方でもお墓を面倒見ている人は多くバリアフリー設計であればお年を召した方でもお参りがしやすいです。
その他にも休憩所の有無も見ておきたい点の一つです。春や秋は涼しい気候ですが、夏や冬はお手入れをしていると身体に負担がかかります。お盆は夏の季節でお手入れやお参りをする時には汗をかき疲れを感じる人もいるでしょう。お正月にも新年の挨拶のためにお墓に訪れる人もいますが、寒さを感じる人も多いです。もし休憩所があればお手入れやお参りがしづらい時でも休憩所を利用して休憩しながらお参りやお掃除ができるので利便性が高いです。