お墓選びをする際に気をつけたい7つのポイント

お墓選びは慎重におこなう必要があります。
お墓は安い買い物ではありませんので、一度購入すると決めたらよく考えて、後悔のない選び方をしましょう。
お墓選びの際に参考にしてほしいポイントを7つ紹介します。

宗教や宗派を確認する

まずはお墓を購入したい霊園や墓地の宗教、宗派を確認しましょう。
自分の宗教、宗派が何かを確認しなければなりません。
宗教不問の霊園や墓地は、どんな宗教でも入れます。
在来仏教のみの墓地、霊園は多いです。これは仏教全般にあたりますが、天台宗や浄土宗など、古くから日本に浸透している仏教に限られるケースもあるのでよく確認しましょう。
さらに神道、キリスト教、新興宗教など、宗派が限定されている霊園・墓地もあります。

寺院と霊園のメリット、デメリットを把握する

寺院と霊園では、同じお墓でもメリット、デメリットが大きく違います。
寺院の場合は宗派が決まっていることが多く、住職がお墓を管理してくれます。
お墓に関連することだけでなく法事なども対応してくれて、何か困ったことがあれば気軽に相談できます。
しかしお布施、入檀料が必要で、長い付き合いになることを見越さなければなりません。
一方で霊園は各都道府県、自治体、法人、団体が管理しており、宗派が限定されないことが多いです。
自由に選べる選択肢が増えますので、参考にしてみると良いでしょう。
費用や管理方法などは霊園によって大きく違いますので、よく確認しなければなりません。

通いやすい立地かどうか

立地についても確認してください。
今は気にならなくても、年齢を重ねるにつれて遠くの墓地、霊園には足を運びにくくなります。
あまりにも遠いと、この先お墓参りに来てもらえない可能性もあります。
車でならすぐに通える距離でも、いつ車に乗れなくなるか分かりません。
家から近い、駅から近い、バスやタクシーなどのアクセス手段が整っているなども確認しましょう。
高齢になったときのことを考えると、バリアフリーなどの設備が整っていることも大切です。

予算と釣り合いが取れているか

お墓を購入するにあたり、予算はあらかじめ決めておかなければなりません。
お墓の価格が予算内に収まっているか、価格は適切かどうかもチェックしましょう。
お墓の価格には、墓石の費用だけでなく外枠や施工などの金額も必要です。
さらに永代使用料、墓地や霊園の管理費もあります。
すべてまとめた金額を計算しておかないと、気づけば予算をオーバーしてしまう、という事態に陥ります。
また、支払い方法についても確認してください。
現金一括払いのみだけでなくカード払い、分割払いができれば、より選択肢が増えます。

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霊園や墓地の周囲の自然や環境

屋外にお墓がある場合は、霊園や墓地の環境も確認しておきましょう。
夏の暑さや台風の影響、積雪、雨風、海風、動物による被害など、気になるポイントをチェックしてください。
屋外の場合は少なからず自然の影響を受けますので、気にしすぎるという場合は屋内のタイプを選ぶと良いでしょう。
さらに霊園、墓地の周辺環境も大切です。
治安が悪いとお墓参りに足を運びにくくなります。
反対に景色が良い、観光スポットがあるなど、魅力的な場所にある場合は、お墓参りも楽しい行事となるでしょう。

お墓の設備は整っているか

お墓の設備についても確認しましょう。
必要ないと思っていても、いつ必要になるか分かりません。
例えば、お花やお供えを買い忘れた際に売店があると便利です。
普段は電車で通っていても、車で通うことになった場合駐車場の有無は重要です。
さらに近年は、綺麗で快適な休憩所を設けている霊園、墓地もたくさんあります。
高齢者や体の不自由な方向けのバリアフリー設備もいつか必要になるときがくるでしょう。
中には、駅から無料の送迎バスを用意している霊園や墓地もあります。

お墓をどのように管理してくれるか

お墓参りに行けない間、お墓をどのように管理してくれるかもチェックしてください。
適当に管理されていると、お墓が荒れて、お墓参りの度にお手入れが大変になってしまいます。
清掃はどれくらいの頻度で行っているのか、業者が行うのか住職が行うのか、お墓だけでなく植え込みや庭の手入れも行き届いているかを見てみましょう。
実際にお墓参りに訪れた際に、桶や柄杓などを借りられるかどうかもチェックしておくと後から役立ちます。

お墓選びは慎重に進めよう

お墓選びの際に注意したいポイントを解説しました。
お墓は一生に一度の買い物です。
予算や霊園、墓地などだけで決めて後悔しないように、周辺環境や設備などにも目を向けてみてください。
自分だけでなく、子孫のことまで考えてお墓を選べば、より納得できる理想のお墓を見つけられます。

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