お墓参りに供える花の種類や選び方のポイントや注意点を解説!
お墓参りではお花をお供えします。お花屋さんやスーパーで仏花として売られているセット花には菊の花が入っていることが多いので、お墓参り=菊と考えている方も多いのではないでしょうか。しかし、お墓参りで供えるお花は菊だけではありません。
今回は、お墓参りで供えるお花の種類や選ぶ際のポイント、注意点などを解説します。
お供え花は、亡くなった方へご挨拶する際に欠かせません。マナーをしっかり理解しておきましょう。
目次
お墓に供える花のおすすめの種類5選
お墓にお供えするお花を選ぶなら、これから紹介する5つのお花がおすすめです。
1. 菊
お墓にお供えする花のなかでも、代表的なのが菊です。仏花として売られているお花のセットにも必ずといっていいほど入っています。
菊は花もちがよく、花が枯れても花びらが散乱しづらいため、お供えのお花として選ばれることが多いようです。菊にもスプレーマムやピンポンマムなどさまざまな種類があるため、見た目で選ぶといいでしょう。
2. キンセンカ
菊の仲間であるキンセンカは、菊同様に花もちがいいためお墓に供えるお花としておすすめです。花言葉も「別れの悲しみ」や「寂しさ」など、故人を思う気持ちに寄り添ったものがつけられています。
3. 百合
華やかでありながら厳かな雰囲気を感じさせる百合もお供えのお花に適しています。欧米では葬式花として用いられることが多いです。
百合は花粉が飛びやすいため、お供えするときは花粉を取り除いておきましょう。
4. スターチス
春頃のお墓参りにおすすめのお花がスターチスです。スターチスはドライフラワーとしてもよく用いられていることからわかるとおり、少ない水分であっても枯れづらいという特徴があります。
また、色の種類が豊富なうえに暑い日であっても花もちがよいという特徴があります。
5. カーネーション
優しい雰囲気を持つカーネーションもお墓にお供えするのにぴったりのお花です。
母の日は赤いカーネーション、父の日は黄色いカーネーションが定番ですので、この時期のお墓参りにもいいでしょう。また、白色のカーネーションは故人に贈る花とされています。
お墓参りに適さないお花
故人が好んでいたお花をお供えしたいという方も多いでしょうが、とげがある花や毒がある花、においがきつい花はお墓参りには適しません。特にご自身が墓守をしていない場合は、お花の種類に気をつけてください。
お墓に供える花を選ぶ際のポイント
お墓にお供えするお花を選ぶときはマナーを理解したうえで選ぶ必要がありますが、大切なのは故人を思う気持ちです。お花を選ぶときは故人が好きだったお花や色を考えて選びましょう。
お花として人気のあるバラには、棘があります。故人がバラが好きなら棘を取り除いてお供えできます。
なお、基本的にお墓参りでお供えする花は生花ですが、いつまでも綺麗な状態でお供えしたいと考える方のなかには造花を選ぶ方もいます。基本的には造花でもNGではありません。
ただ、大勢の親戚が集まって一緒にお墓参りする際などは造花を好まない人もいるので、生花を選ぶようにしましょう。
お墓に供える花の費用相場
一般的に仏花として売られているお花は500〜1,000円程度です。地域や時期によっても前後します。お花の種類を厳選した場合は、2,000〜3,000円程度することもあるでしょう。
どこで買えばよい?
お墓参りでお供えするお花は、お花屋さんやスーパー、ホームセンターなどで購入できます。広い墓地なら管理事務所でお花を売っていることもあるようです。
また、事前にネットで注文しておけば買いに行く手間も省けます。
お墓に供える花を選ぶ際の注意点
お墓参りは地域によってしきたりがあることがあり、特に年配の方はしきたりを非常に大切にされます。どうしてもお供えしたいお花があってそれがマナー的に大丈夫か不安なのであれば、一度年配の方に相談してみましょう。
また、遠方からお墓参りに訪れている場合は、お花が枯れてしまった時のお掃除などができません。そのため、お参り後に持ち帰る方もいますが、その場合は墓守をしている方に一度相談した方が安心です。
なお、お墓を管理している場所や地域によっては、お花の持ち帰りができない場合もあります。事前にしっかり確認しておきましょう。
枯れた花びらが散ってしまいやすいお花は、周りのお墓の墓守をしている方とのトラブルにもつながりやすいです。枯れてしまう前にもう一度お墓を訪れ、お掃除するようにしましょう。
お墓参りの時はお花で故人を思う気持ちを伝えよう
お墓参りは故人を思う気持ちを伝えられるお花を選んでお供えしましょう。適さない花はありますが、何よりも故人が好きなお花や色合いで選ぶことが大切です。
最低限のマナーを守りながら、素敵なお花をお供えしてあげてください。