スタッフコラム

スタッフコラム vol.2 <26年3月>

皆様、こんにちは。

私は葬儀担当者として様々なお客様の葬儀を担当し、葬儀の形・商品が、一昔前に比べ随分変わってきたと思っています。
今回は、中でも大きく変化している「遺影写真」についてお話しします。

もし今ご葬儀の相談中だとして、「遺影写真はどうしますか?」と聞かれたら、どういう物を想像しますか?
きっと、よく仏壇近くに飾られているような「白黒」の写真で、黒い額縁、合成で貼り付けたような黒い喪服で、表情も難しい顔をした「いかにも」といったものをイメージされるのではありませんか?

「遺影写真」は今、変わってきています。
まず、カラーの明るいお写真、そして笑顔のお写真を選ぶ方が多く、かしこまった服でなく普段着で、家族が一番見慣れている姿のお写真を選ぶ方が多いです。

そして、自然な感じのお写真に合うよう、昔ながらの黒額より、ピンクやグリーンなどの明るいカラーの額が人気です。

背景もデジタル化によって、好みの背景をきれいに合成することができるようになったので、最近は故人様の「趣味」を取り入れる方も増えました。

登山が好きだったから「山」、海が好きだったから「海」、ゴルフが趣味だったから「ゴルフ場」。「その方らしい、その方が喜びそうな背景」をお選びになっているのですね。
このような要望を取り入れ、仕上げられた遺影を見たご遺族には何故か「笑顔」が見られます(きっと故人様をお偲び頂いての笑顔ではないでしょうか・・・)。
また、お写真や背景、洋服をお選びになっている時、悲しい葬儀の時間の中にも何故か「笑顔」が見られます。

遺影は、残された方々がお葬式の後もご覧になり、手を合わせるお写真です。ご家族には、「遺影写真」が故人様のイメージとして残っていくのです。どうぞ、ご家族がご覧になった時、悲しくならず、笑顔になれるお写真をお選び下さい。

また、亡くなる前に「自分が元気なうちに」と「遺影写真」を撮っておく方もいらっしゃいますし、女性の方は、若かりし頃の写真を自分の遺影に使ってと希望される場合もあります。自分が亡くなった時の「遺影写真」を決めておくなんて一昔前では考えられなかった事かもしれませんが、家族に一番見続けてもらいたい姿を残すのだと捉えれば、とてもよいことだと思います。

sogi_columnImg02-1

トップへ戻る