霊園の豆知識や選び方について
霊園にも種類がある
お墓を立てたいと思った場合、霊園を選ぶことが必要ですが、実際にどのような種類が存在しているのでしょうか?
まず、一つ目は民営墓地の公園墓地ですが、宗教法人や公営法人が管理をしており、一般的に多くの方が利用している霊園です。メリットとしては入りやすいという点です。たとえば、宗旨や宗派によっては入れないところもありますが、公園墓地は宗旨や宗派を問わず入ることが可能なので、申し込みやすいのです。また、抽選がないのも長所です。基本的には先着順で、早く申し込みをした人たちはお墓を立てることが可能です。
続いて、二つ目は民営墓地の寺院墓地についての説明ですが、一般的には寺院の境内に設置されている霊園で、先ほどの公園墓地と申し込みについてはそれほど変わらず、比較的入りやすい場所です。メリットとしては、寺院との信頼関係が生まれますので、精神的にも安定することができるということ、経営基盤は比較的安定しているので、お墓がなくなってしまうことを心配する必要ありません。その他にも、住宅街にあることが多くアクセスがしやすい点も人気の理由です。
三つ目の公営墓地についてですが、公営墓地は地方自治体が主に管理と運営をしている場所です。抽選なので、誰でも入れるというわけではありません。当選した人しか入れない霊園です。また、管理体制もしっかりとしているのも利点となっており、地方自治体が管理しているのでお墓がなくなることもなく、財産を残しておくことができます。
霊園を選ぶ際のポイント
お墓には様々な種類があるので、どれも同じというわけではありません。今回は霊園を探している方へ、選び方について紹介をします。
一つ目のポイントは宗旨や宗派です。霊園によっては受け入れてくれる宗旨や宗派があるので、どこに属しているのかについてはしっかりと把握して、検討していくと良いでしょう。二つ目のポイントはアクセスがしやすいかです。例えば自宅からの距離ですが、離れていても問題ないという方や、できる限り近い距離が良いという人など様々です。お墓参りがしやすいかという点が大切で、アクセスについてもしっかりと考えておくと良いでしょう。また、車を所持していない方は公共交通機関でのアクセスが一般的になるので、選択をする際にはあらかじめ駅などが霊園の周辺にあるか確認しておくと良いでしょう。
三つ目のポイントは価格や費用です。費用については霊園によっても異なってきますが、予算もしっかりと考えておくことがポイントです。たとえば、価格や費用で選ぶ場合、価格がどのように決められているのかや、支払方法についても必要であるならば調べておくことが大切です。お墓で必要な費用としては、墓石費用、永代使用料、管理費の三つに大きく分けられますので、費用や価格を見る時には、これらのことにどのくらいの費用がかかるのかを確認しておきましょう。
四つ目のポイントは環境です。お墓を立てる場所はお墓を建てる人によって様々ですが、環境は大切です。たとえば、自然が豊かな場所や日当たりや風通しの良い場所など、チェックポイントは人それぞれです。特に湿度が高く、こもりやすい場所に関してはお墓の劣化を早める原因となるので、できる限り湿度が高すぎない場所を選んだり、加えて、害虫が多い場所もお墓の劣化を早めることになるので、まめにメンテナンスができるかなど考える必要があります。このように、環境の問題も大切です。
墓石の選び方
お墓を立てる場合、墓石についても選ぶことになります。今回は選び方について紹介します。
まず、墓石にも種類があります。一つ目は和型墓石ですが、これは江戸時代からある、伝統的な美しい形です。高級感が高まるデザインで、昔ながらのデザインの墓石を選びたいと思っている方は和型墓石を選ぶと良いでしょう。
二つ目は洋型墓石ですが、これは近年では人気を集めている墓石です。近年はモダンタイプが人気を集めており、洋型墓石は様々なデザインや形があるのも人気のひとつです。洋風で現代風の墓石を選択したいという方は洋型墓石を選ぶと良いでしょう。
このように、大きく分けると二つの種類が存在しています。また、どちらもイメージに合わない時にはデザイン墓石を選択し、一からデザインをオーダーするという選び方あります。