お墓のデジタル化とは?お墓のトレンドを紹介
コロナ禍で気軽に帰省できなくなったこともあり、お墓参りができていないという方も多いのではないでしょうか。そういった流れを汲んで浸透しているのがお墓のデジタル化です。今トレンドにもなっているお墓のデジタル化とはどのようなものなのでしょうか。
今回はお墓のデジタル化や今のお墓のトレンドについて解説します。お墓のデジタル化なら、誰もがいつでもお墓参りをできるようになります。
目次
お墓のデジタル化は従来のお墓とIT技術の融合
お墓のデジタル化というとなんだか味気ない気がする方もいるかもしれません。しかしお墓のデジタル化は従来のお墓とIT技術を融合させた新しいお墓の形です。
従来のお墓に二次元コードをつける
従来のお墓に墓標となる二次元コードをつけることで、二次元コードをスキャンすると先祖や故人を追悼するサイトにアクセスできます。従来のお墓は故人の名前や亡くなった日付、短い言葉などしか残せませんでした。最近はデザインで写真を施せるものもありますが、それでも1枚程度です。
二次元コードにアクセスして見る追悼サイトには、故人の情報を膨大に残せます。故人の写真はもちろん、人生をまとめたり、肉声を聞いたりすることも可能です。今までは遠く感じていた先祖のことも、より身近に感じられるようになります。
二次元コードは御影石に彫ることもできますし、セラミックに印刷も可能です。見知らぬ人が二次元コードを読み込んでもアクセスできないようにアクセス制限もつけられます。
Web上にお墓を作る
追悼サイトはWeb上のお墓の意味も持ちます。お墓に行って二次元コードを読み取れなくても、追悼サイトにアクセスすればいつでもどこからでも先祖や故人に触れられるのです。お墓の前で手を合わせることも大切ですが、遠方になると頻繁にそうすることは難しいかもしれません。Web上のお墓となる追悼サイトを作ればそれが可能になります。
また実際にお墓参りをした時の動画や写真などの記録を残すこともでき、家族で振り返る時間にもなるでしょう。年齢を重ねてお墓参りが難しくなった人でも、家族がサポートしてWeb上のお墓にアクセスすれば、いつでもお墓参りができます。
お墓をより身近なものに
お墓参りをしたいと思っても、遠方に住んでいるとなかなか足を運ぶ機会が少ないものです。世界中のどこからでもアクセスできるお墓のデジタル化を進めれば、お墓がより身近なものになります。大切なのは先祖や故人に思いをはせることですから、お墓をデジタル化することでそれが容易になるでしょう。
今のお墓のトレンド
Web上にお墓を作るといっても、遺骨を納めるお墓がなくなっているわけではありません。今のお墓のトレンドはどのようなものなのでしょうか。
埋葬の多様化
一昔前はお墓に納骨するのが一般的でしたが、今は散骨や樹木葬も増えていますし、一般墓ではなく納骨堂を選ぶ人もいます。また従来のように家族がお墓を守り続けることが難しい今、寺院がお墓を供養し管理する永代供養を選ぶ人も多いです。家族が代々守り続けるお墓が一般的でしたが、今はお墓の形自体も多様化しています。
トレンドの墓石は洋型やデザイン墓石
代々お墓を守り続けるという文化から個々のお墓という概念が生まれつつある今、墓石の形も和型より洋型やデザイン墓石が人気です。和型は地震が起きると倒れやすいというデメリットもあるため、地震にも強く家族の個性を打ち出せる洋型やデザイン墓石の人気は今後も続くと考えられます。
生前に自分のお墓を決める永代供養
お墓を守ってくれる人がいない、子どもたちに負担をかけたくないという方におすすめなのが生前に自分のお墓を決めておく永代供養です。生前にお墓を決めて申し込めば、永代で寺院に管理してもらえます。残される人たちのためには、お墓のデジタル化で二次元コードをつけておけばWeb上でいつでもお墓参りが可能です。葬儀から墓石までサポートしている鳳友産業グループでは、永代供養も扱っています。
【まとめ】
お墓のデジタル化が普及する可能性は十分ある
日本ではまだお墓のデジタル化は普及していませんが、イギリスやアメリカでは2〜3%のお墓に二次元コードがついています。核家族化が進み、家族や親戚が離れたところに住んでいる今、日本でもお墓のデジタル化が普及していく可能性は高いと言えるでしょう。時代とともにお墓の形・お墓参りの形も変化しています。ご自身のお墓をどうするのか、この機会に考えてみてもいいかもしれません。
鳳友産業グループは、大切なお墓を責任を持って永代管理しています。墓石の販売から葬儀の案内まで、お墓に関するさまざまなサポートを行っている点が特徴です。関東で霊園を探す際は、ぜひ問い合わせてみるとよいでしょう。