墓石の値段を左右することになるポイントは?
墓石の値段を左右するのは?
先祖を祀るものであり、お墓参りの際にも手を合わせることになるお墓というのは、日本の宗教に強く結びついている重要なものです。そんなお墓においてもポイントの一つとなるのが、やはり墓石ではないでしょうか。この墓石がどのようなものであるのかによって当然お墓全体が持っている印象は変化することになります。どの程度の値段がかかるものであるのか、ということも合わせて考えなければなりません。それでは、墓石に関係する様々なポイントについて紹介します。
まず、全体を支えることになる重要なポイントとなるのが、基礎です。この基礎がいかに強固に作られているのかどうかによって、どれだけ安全に使用し続けることができるのかが左右されることになります。強固であるほど値段は高額になりますが、その分だけ災害などにも耐えやすくなり、長年にわたって使用することを考えるのであれば重要なポイントとなるでしょう。この部分が簡易的であると壊れやすいお墓となってしまい、結果的に修繕などの費用が必要となると考えると、強固にした方が費用対効果に優れている場合も十分あります。
次に、墓石に磨きやカットなどの加工がどの程度行われているのか、というのもチェックすべきポイントの一つとなります。これらが多ければ多い程工程が多いために必要となる料金は高くなります。その分品質の高いきれいなお墓にすることができるでしょう。逆に少ないと無骨な印象のあるお墓となりやすいです。また、磨き具合によって耐久性にも影響をあたえることになります。このように、お墓を左右することになるポイントは数多く存在しており、それぞれについて考慮しながら検討しなければ良いお墓にすることができません。
墓石の値段に関わる石のポイント
墓石について考える場合のポイントとして、石自体のことも考える必要があります。どのような石が使われているのかによって全体の印象が変わることになるだけではなく、値段も左右することになるためです。まずは、その石がどこで切り出されたものであるのか、その産地をチェックするのが良いでしょう。国内の石が使用されている場合も多くありますが、中には海外から輸入した石を使っている場合もあります。物によって料金には違いがありますが、国内産の品質の高い石で作りたいという場合も多いのではないでしょうか。
また、国内の石であったとしても、どのような種類の石が使われているのか、というのもチェックポイントの一つとなります。御影石のように希少価値の高い石を使用している場合には高額になりやすい傾向があります。これが広く普及している石である場合については料金を抑えやすいでしょう。ただ、これについてはあくまでも希少価値であり、希少であるほど優れているという要素ではありません。普及している石であっても耐久性は高いものは多く、長年使用していくことを考えるとむしろ優れているというケースもあります。料金だけではなくデザイン性についても考えつつ、使用する石種を考える必要があるでしょう。
さらに、お墓全体に使用されている石の量や、デザインによっても値段は左右されることになります。石碑のボリュームが大きく石の量が多く使用されている場合については料金は高額になりやすくなります。デザイン性も一般的ではないものになるほど高額になる傾向があります。
墓石の値段は総合的に判断する
墓石の値段を左右することになるポイントとして、もう一つ知っておくべきなのが、様々なその他の費用が含まれているのか、いないのかという点です。これについては見積もりの際において、どの部分までが料金として計上されいてるのかを確認しておく必要があるでしょう。
例えば墓誌や塔婆立てなどの部分について、価格として含まれているのかどうかはチェックしておかなければならないポイントです。これらが事前に含まれているのであれば表示される価格は高くなりがちですが、その後の価格としては別途発生しなくなるため総合的には分かりやすいというメリットがあります。この他にも、文字彫刻の費用が含まれているのかどうかというのも、チェックしておかなければならない料金のポイントでもあります。
これに加えて、色や石目合わせがどの程度厳しく行われているのかも料金を左右することになるポイントです。これが厳しく行われていればいるほど統一感のあるものとなりますが、料金自体も高くなりがちです。これらも合わせて総合的に判断する必要があるでしょう。
さらに、墓石をどこに設置するのか、というのも最終的には価格に関わる重要な要素となります。石自体の価格よりもこちらの永代使用料の方が長期的に高くなることも少なくありません。地域によって料金には差があるものであるため、その点についても含めて料金を比較しておく必要があるでしょう。こうして総合的に見て判断することが重要になります。