ペット葬儀の流れとは?進行の雰囲気や内容を解説
ペット葬儀にはさまざまなプランがあります。理想的なお別れができるように、ペット葬儀がどのようなものか知っておきましょう。
本記事ではペット葬儀の流れや内容を詳しく解説します。
目次
ペット葬儀の流れ
大切なペットを見送る際は、火葬に加えて人と同じように葬儀を行うことができます。一般的には以下のような流れで進めます。
1. 葬儀社へ連絡
ペットを安置して落ち着いたら葬儀社へ連絡をします。ペット葬儀を行っている火葬場があればそちらでも大丈夫です。このときに葬儀の内容や日程などを決定します。希望するお見送り方法と都合のよい日時をまとめておくとスムーズです。
必ずしも第一希望の日程でお受けできるとは限らないため、希望日時はいくつか用意しておくと安心です。
2. 斎場に行く・お迎え
霊園や火葬場など、指定の場所にペットと一緒に向かいます。生前のお姿を維持できるように、火葬を行う直前までは体を冷やして安置するようにしましょう。
お迎えや火葬車での火葬を行う場合は、業者が到着するのを待ちます。
3. 火葬・葬儀
業者やプランによって、火葬と葬儀の順番は前後します。火葬にかかる時間はペットの大きさによって大きく変わります。
小型犬や猫は40分~1時間程度、大型犬は1時間~2時間程度みておきましょう。
4. 収骨
お骨上げの方法は、ご家族が行うプランとスタッフが行うプランにわかれます。スタッフが行う場合は、お骨上げから骨壺に納めるまでを済ませ、ご家族にお渡しします。
ペット葬儀の内容
ペット葬儀の内容を火葬と葬儀に分けて解説します。プランによってお別れの方法が大きく違うため、どんな形でお見送りをしたいか決めてからご検討ください。
火葬
ペットの火葬には、立ち合い火葬・個別火葬・合同火葬の3つがあります。
立ち合い火葬
立ち合い火葬は、ご家族にお立合いいただいてペットを個別に火葬する方法です。火葬は火葬場で行うプランと、火葬車でお迎えして火葬をするプランにわかれます。いずれの場合もお骨上げはご家族が行うでしょう。
火葬とは別に葬儀を実施したい場合は、基本的には霊園や火葬場での立ち合い火葬になります。ご家族だけの空間でゆっくりとしたお別れができる方法で、お骨もその日のうちに持ち帰ることや埋葬が可能です。
個別火葬
個別火葬は、立ち合いはせずに個別に火葬を依頼するプランです。ご家族は霊園や火葬場でお別れを済ませて、火葬とお骨上げはスタッフが行います。
お迎えサービスを利用する場合は、ご自宅でのお別れになります。お骨はお迎えに行くか、ご自宅までお送りするか選んでいただくことが可能です。葬儀や立ち合いはできませんがお骨は戻ってくるため、手元供養やお家で葬儀をしたい場合に適した方法です。
合同火葬
合同火葬は、ほかのペットたちと一緒に火葬をするプランです。合同火葬の場合も霊園や火葬場まで連れていく方法と、お迎えサービスを利用する方法を選べます。
返骨は行われないため、形として残しておきたい場合はお別れ前に毛やヒゲを少しだけもらっておきましょう。火葬後は永代供養墓に埋葬され、いつでもお墓参りができます。
葬儀
より手厚いお見送りをしたい場合は、火葬とは別に葬儀を行うことが可能です。葬儀社や霊園によって内容は異なりますが、主な内容は以下のとおりです。
葬儀を行う場所
ペットの葬儀は基本的に霊園や火葬場にある斎場で実施します。依頼する業者によって場所は異なるため、事前に確認しておくと安心です。
人の葬儀ほど大きな空間ではないことが多いですが、ご家族や親しかった人だけであれば問題なく集まることができます。
葬儀でできること
ペットの葬儀も人の葬儀と同じようにお寺様に読経をしていただき、遺影やお花を飾って小さなセレモニーができます。火葬前に葬儀を行う場合は、ペットを棺に安置した祭壇もご用意できます。
宗派の希望がある場合は、事前に伝えておくと対応できることもあるでしょう。いずれの場合もお香典やお布施は不要です。
お気に入りだったおもちゃやおやつなど、小さいものは副葬品として納められます。金属やプラスチックが使われている首輪やリードは不可のことが多いため、ご自宅で大切に保管してください。
【まとめ】
ペット葬儀は希望するお別れ方法に合わせて選ぼう
ペット葬儀にはさまざまなプランがあり、お別れの方法や雰囲気も異なります。ゆっくりと静かにお別れをしたい場合は、立ち合い火葬をして葬儀まで行う方法がおすすめです。
葬儀では人と同じように読経やお焼香ができ、遺影やお花も飾れます。手厚いお見送りをしたい場合はぜひ検討してみてください。
ペット葬儀のプランや対応可能なサービスは、葬儀社や霊園によって大きく異なります。希望するお別れの方法がある場合は、対応した業者をいくつかピックアップしておくとよいでしょう。