藤沢市でも増えてきた家族葬という葬儀のかたち
ゆっくりとした最後の時を過ごせる家族葬
葬儀にもいろいろなかたちがありますが、藤沢市でも増えてきているのが家族葬でしょう。どんどんと大きくなってしまいがちな葬儀のスタイルですが、これに対して疑問を持つ人も増えました。実際に集まられる方が少ない場合もありますし、ゆっくりと最後の時間を過ごしたいという人も多いでしょう。
あまりに多くの人に集まっていただくと、最後の時間を過ごすことができないことも少なくありません。それが悲しみを忘れられることも事実ですが、気が付いたらご遺骨になっていたということもあります。それならば、規模を小さくすることで、もっと時間をとりたいというのも当然でしょう。ただし、参列を希望されたりする方に対して失礼のないように配慮するなど、対応も考えておかなければなりません。一般のやり方とは違う考え方を理解してもらうことが必要になるからです。
家族葬というと、藤沢市でも家族だけの葬儀と考えられていることがありますが、この範囲は自由に決めることができます。故人の家族をどこまで含めていくかなどの問題もありますが、話し合いによって決めることになるでしょう。当然理解をいただくということになりますが、知らせる範囲にも問題が出てきます。そうなると、香典や供花の問題も出てくるため、辞退する範囲と理由も考えておく必要があるでしょう。認識の違いも多くみられることからも、丁寧に理解を得ていかなければいけません。規模を小さくまとめられるメリットはあっても、こうした手配はかなりの手間になってしまうことも理解しておく必要があるでしょう。
事前に相談していくことも重要
家族葬にしたいと思ったとき、藤沢市でも病院から紹介されることもあるでしょう。こうした葬儀社が悪いというわけではありません。ですが、自分たちで自分たちらしい形にしたいからこそ、家族葬にしたいということになるでしょう。そんな時に、紹介されたところだけではうまくいくとは限りません。信頼関係を結ぶことができるかどうかという問題もあります。こちらの意見を聞き入れてくれずにどんどんと進めてしまうこともありますので、家族葬の経験があるところに依頼することが大切です。
事前に相談するということも重要でしょう。いきなり葬儀の相談をするというのは、費用的に考えても得策ではありません。それどころか失敗してしまうケースも多くなるでしょう。家族葬に対する理解もありますし、できれば事前に相談できれば、失敗したと感じることも少なくなります。縁起が悪いと感じる人もいますが、実際にそんなことはありません。しっかりとした形にしていくためには、打ち合わせや相談を密にしていくことが重要になってくるでしょう。小さな疑問であっても、相談に乗ってもらえるところにするのがポイントです。
これは見積もりなどにもかかわる部分であり、費用の説明を明確にするためにも、相談ができるところがいいでしょう。想定外の費用に関しても相談ができますし、アドバイスも受けることができるようになるはずです。こうした条件に当てはまらないところは、後悔することも増えてきます。
信頼することができる葬儀社とともに
家族葬にする場合、葬儀自体は大きく変化するわけではありません。一番のポイントは参列者に対する配慮であることは間違いないでしょう。家族葬のために参列をお断りするというのは、簡単なことですが、なかなか伝えにくいものです。訃報を知った人は、駆けつけてくるということも少なくないからです。特に近隣の方や、故人と仲の良かった人はどうするのかを考えておかなければいけないでしょう。それが家族の意思なのか、故人の意思なのかもはっきりとさせておくことが、混乱を招かずに済む方法です。その旨をあいさつ状にして送るということも重要でしょう。
できるだけ丁寧に辞退することを伝えるとともに、香典などを受け取らざるを得ない状況の場合には、後日お返しを考えていきます。もともと返礼品は、その場で渡すものではありませんでした。いろいろと大変になるため、渡すようになったものですので、あとからお返しをしても失礼ではありません。その時には、あいさつ状とともに送ることが重要です。タイミングとしては、四十九日の法要の後で問題ありません。
家族葬の経験がしっかりとしているところでは、こうした対応も相談することができます。ほとんどの場合、初めてのことになってくるでしょう。一般の葬儀の経験があったとしても、家族葬として執り行うとすれば、いろいろと勝手が異なります。どうしていいのかわからないようなことも出てくるのが当然です。そんな中で、いろいろ相談することができれば、何事も安心して進めることができるようになります。とても大切なことばかりですので、後悔するよりも、信頼できる葬儀社を見つけ、確実に進めていくことがポイントでしょう。